秋紫陽花
「何日かつづいたやわらかな雨に夏のあいだのほこりをすっかり洗い流された山肌は深く鮮やかな青みをたたえ、十月の風はすすきの穂をあちこちで揺らせ、細長い雲が凍りつくような青い天頂にぴたりとはりついていた。
空は高く、じっと見ていると目が痛くなるほどだった。
風は草原をわたり、彼女の髪をかすかに揺らせて雑木林に抜けていった。
梢の葉がさらさらと音をたて、遠くの方で犬の鳴く声が聞こえた。まるで別の世界の入り口から聞こえてくるような小さくかすんだ鳴き声だった。
その他にはどんな物音もなかった。
どんな物音も我々の耳には届かなかった。
誰一人ともすれ違わなかった。
真っ赤な鳥が二羽草原の中から何かに怯えたように飛びあがって雑木林の方に飛んでいくのを見かけただけだった。」
「ノルウェイの森」より抜粋
秋紫陽花が届きました。
季節が変わろうとしています。
処暑
8月23日頃。
暑さがおさまる頃。
洗濯物にさす光が柔らかく、空が少し薄くなる頃。
夏の暑さが。
恋しいと。
名残惜しいと。
後ろ髪引かれると。
なんとなく思う頃。
実りの季節に向かう頃。
会えない訳ではないのに。
こんなにも 強烈に惹かれる夏に出会えるのは 一年後。
mana
PUZZLEのように。
一つ 一つ。
一人 一人。
経験
観た映像
読んだ本
触れた感触
出会った人
一つ 一つ。
一人 一人。
幾重にも重なった偶然の中に。
私を創りあげてくれている pieceの中に manaがいます。
Hawaii語で「神聖なPower」と意味する名を持つ彼女は 出会った時から私にいつも様々な色付いたPowerを能えてくれています。
彼女と一緒に行ったCafe. Bar. SHOP. Market. Movie.
すべてが 私の中の基盤。
日本にはいなくて すぐに逢う事はできないけれど。
彼女が能えてくれたすべては私の中で 生きていて薄い 膜のように包んでくれています。
Australiaから cielo azulへ届く服。
「maR」
繊細でSilhouetteが美しい彼女の服に 私はいつも想いを馳せています。
http://www.zakka-cieloazul.com/index.html
mana. いつも あなたを 想ってるよ。